辻村深月さん最新作『ファイア・ドーム』最速レビュー!!

辻村深月さん最新作『ファイア・ドーム』最速レビュー!!

発売即読破!辻村深月さんが7年かけて書き上げた話題作『ファイア・ドーム』を、どこよりも早く最速レビュー。

るこ
るこ

こんにちは、ツンドクスタッフのるこです📚

今本好き界隈で1番盛り上がっている激熱作品…。辻村深月さんの『ファイア・ドーム』!!

私は発売前から気になっていて発売日に狙ってカフェで上下巻一気に1日で読み切りました(笑)(最近小説家が書く長編小説が続いていて本当に毎月幸せ…。来月は村上春樹さんの新作出る…。これも発売日に読むぞ…。)

気になっているけどまだ読めてない人がたくさんいると思うので、今回はどこよりも早い最速レビューをお届けします!!🔥

ファイア・ドーム(上)

ファイア・ドーム(上)

辻村 深月

小学館|定価 ¥2,090|459ページ
ファイア・ドーム(下)

ファイア・ドーム(下)

辻村 深月

小学館|定価 ¥2,090|430ページ

人はなぜ大きな事件に魅了されてしまうのか 噂は、軽薄な娯楽だ。25年前、平穏だったはずの地方都市は、百貨店受付嬢誘拐殺人事件の発生、その報道により揺り動かされ、「噂」という大量の炎が、加害者のみならず被害者にも降り注ぎ、燃えさかった。ようやく静けさを取り戻したかに見える町に燻り続ける因縁が、いま新たな事件を呼び起こす――。

絶対発売日に読むぞー!!と意気込んで本屋に行ったのですが実物を前にすると、上下巻完結で1冊500ページくらいある単行本。全部読んだら1000ページで、2つ並んで本屋にずらっと並んでいるところを見ると迫力がすごかったです。今1番話題の作品だと思うのでどの本屋も1番目立つところにドドンと展開されていると思います。表紙もキラキラ加工されていてよかった~。

帯に辻村さんの手書きメッセージで 「一生に書けるかどうかの作品が書けました」 って書いてあって「ええ…。そんなん読みます…。」ってなりました(笑)

噂は、軽薄な娯楽だ

『ファイア・ドーム』が小説ということもあってネタバレしないようにしか書けないのですが、あらすじに書いてある通り、25年前に起きた誘拐事件が中心となって話は進んでいきます。もちろん「事件の犯人は誰だ!」みたいないわゆるミステリーの楽しみ方もできますが、個人的には事件が起きた時の周りの人間の心理や行動の描写が本当に細かくてリアルでたまらなかったです。

普段生活していて起きた事件も、その大きな事件に群がってみんなが噂をしたり、さっきまでなんとも思ってなかった芸能人のことをたまたまネットニュースの文章で1回読んだだけで一気に印象が変わったり、周りの空気が批判ムードだからって流されたり、みたいなことって実際毎日起きていますよね。

『ファイア・ドーム』はフィクションの小説なはずなのに噂話が出た時の周りの行動がリアルすぎて読んでてドキドキしてしまいます。

また、小説の舞台を東京とかじゃなくて地方にしているのですがその細かい設定が余計わかる…。とかなり共感しました。

私も都会に住んでいるわけじゃないので、地元の子と集まったときに「○○ここに就職したらしいよ」みたいな会話ばっかりで親同士も繋がったりしてるから余計噂話が回ったりして、こういう会話の何が面白いんや…。と思ってしまうことがあって、しかもそういう噂話って変に盛り上がったりするんですよねえ…。まさにこの作品のあらすじに書いてある 「噂は、軽薄な娯楽だ」 です。

自分が直接会ったことも、話したこともない人間のことを周りの噂話で印象付けてしまうことがいかに怖いことかを改めて感じたので、なるべく自分の感性を大切にして人と関わっていきたいなあと強く思いました。

この体験は絶対買うべき。

一気読みしてしまうので、読む時は絶対上下巻セットで用意するのをおすすめします!

私は普段小説をそんなに読まないのでひさびさに小説を読みましたが、世界観にどっぷりのめり込める感じが楽しすぎました!

自分の気持ちが持っていかれすぎて息切れしながら読み切ったので、これを7年かけて書ききった辻村さん本当に本当にすごすぎる…。

傲慢と善良

傲慢と善良

辻村深月

朝日新聞出版|定価 ¥891|503ページ

婚約者・坂庭真実が忽然と姿を消した。その居場所を探すため、西澤架は、彼女の「過去」と向き合うことになる。生きていく痛みと苦しさ。その先にあるはずの幸せ──。2018年本屋大賞『かがみの孤城』の著者が贈る、圧倒的な"恋愛"小説。

ツンドク内の人気ランキング上位の『傲慢と善良』ももちろん面白いですが、ぜひ『ファイア・ドーム』も読んでみてください!!📚🔥

るこ

Written by

るこ

文学とお笑いと労働。かんがえることを諦めたくない✌🏻

関連記事